萩生田光一文部科学相と米航空宇宙局（NASA）のジム・ブライデンスタイン長官は10日、米国が進める有人月面探査計画「アルテミス計画」の日米協力に関する共同宣言に署名した。共同宣言には、日本人宇宙飛行士の月面での活動機会や、月を周回する新宇宙ステーションへの搭乗について、詳細な取り決めを今後策定することが盛り込まれた。文科省は、日本人飛行士初の月面着陸に向けた「大きな一歩」としている。
共同宣言に署名する式典は10日午前、日本と米国をオンラインで結ぶ形で実施された。
米国のアルテミス計画では、2024年に女性飛行士を月面に着陸させ、以降も継続的に宇宙飛行士を月面へ送る他、新宇宙ステーション「ゲートウェイ」を月の周回軌道上に建設し、月面探査の拠点とする。
共同宣言はゲートウェイについて、搭乗する日本人飛行士の人数や居住棟への機器提供など、日本側の貢献の詳細を合意文書で策定する方針を明記した。月面での活動内容も今後、正式に定める。
日本政府は昨年10月、アルテミス計画への参画を表明。開発中の補給機「HTV―X」による物資補給や、ゲートウェイ居住棟への電源機器などの提供で協力する方針を示していた。【池田知広】
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July 10, 2020 at 07:30AM
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米の月探査計画、共同宣言に署名 日本人宇宙飛行士の月面着陸へ「大きな一歩」 - 毎日新聞 - 毎日新聞
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