岐阜県飛騨市神岡町に建設される素粒子ニュートリノ観測の次世代装置「ハイパーカミオカンデ」のプロジェクトリーダー・塩澤眞人東京大宇宙線研究所教授が、同町東町の神岡町公民館で講演し、宇宙の謎の解明に大きく近づける装置の意義を語った。
ハイパーカミオカンデは直径68メートル、深さ71メートルの地下タンクに純水を満たし、ニュートリノが水と反応して出る微弱な光を捉える装置。同研究所などでつくる国際研究チームが、2027年の観測開始を目指して地盤の調査を進めている。
この日の講演で塩澤教授は、宇宙の未来に関わる未発見の現象「陽子崩壊」の観測を中心に、現行の装置の実験では結論が出されていない主な三つの課題を挙げた。「ニュートリノの未知の性質に課題解決の期待がかかっている」と大規模な実験の必要性を強調した。
建設の現状については、神岡鉱山の硬い岩盤を掘削してタンクの設置予定地を調べている様子を紹介した。「日本の技術と神岡の地の利を生かし、高い精度の観測を実現したい」と意気込みを語った。
講演はハイパーカミオカンデ計画推進期成同盟会が飛騨市民向けに企画し、約130人が聴講した。
カテゴリ: 科学
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November 24, 2020 at 07:21AM
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宇宙の謎「解明近づく」 ハイパーカミオカンデPL・塩澤教授が講演 - 岐阜新聞
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