【ワシントン=中村亮】中東地域を管轄する米中央軍は16日、イラクの米軍駐留基地に対する8日のイランの空爆で米兵11人が負傷したと明らかにした。空爆の衝撃による脳振盪(しんとう)の症状などがある米兵がドイツとクウェートに搬送され、検査を受けている。米政権の当初の説明に反して負傷者が出たことで、トランプ米大統領がイランに対して対決姿勢を強める可能性もある。
中央軍は声明で「複数の米兵が脳振盪の症状があり治療を受けて現在も検査している」と説明した。8人がドイツ、3人がクウェートに搬送され、必要に応じてさらに高度な治療を受ける可能性もある。負傷したのはイラク中西部アンバル州のアサド空軍基地に駐留する米兵だ。国防総省によると、イランは8日、同基地を10発以上の弾道ミサイルで攻撃した。
トランプ氏は8日の演説でイランの空爆で米兵に死傷者は出なかったと説明し、同国に対する報復攻撃を見送った。米CNNテレビによると、国防総省当局者は脳振盪の症状は攻撃から時間をおいて出てきたと説明し、負傷者に関する情報を隠蔽していたわけではないとの立場を示した。
米軍は3日、イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官を無人機による精密攻撃で殺害した。米政権はソレイマニ氏が米国人や米施設に攻撃を計画していたとして殺害を正当化した。だが、イランは猛反発しイラク駐留の米軍に報復攻撃を実行した。
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2020-01-17 04:09:44Z
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