スペースシャトルに代わる有人宇宙飛行の手段としてアメリカで開発されている新型宇宙船が試験の最終段階に入り、20日、無人の宇宙船がフロリダ州からISS=国際宇宙ステーションを目指して打ち上げられました。しかし、宇宙船のエンジンが正常に作動せず、国際宇宙ステーションとのドッキング試験は中止されました。
航空機大手ボーイングが開発中の宇宙船「スターライナー」は、20日午前6時半すぎ、日本時間の午後8時半すぎに南部フロリダ州のケープ・カナベラル空軍基地からアトラスV(ファイブ)ロケットで打ち上げられました。
宇宙船は打ち上げのおよそ15分後に切り離されましたが、エンジンが正常なタイミングで作動せず、予定されていた軌道に入ることができませんでした。
NASAとボーイングは打ち上げ後の記者会見で今回の試験で国際宇宙ステーションとのドッキングは中止し、48時間以内に着陸させるよう計画を変更したと発表しました。
一方、打ち上げられた宇宙船に乗せられたセンサー付きの人形で打ち上げや着陸の衝撃を計測する試験などは引き続き実施するということです。
NASAのブライデンスタイン長官は無人での試験飛行を再び行うかについては「どちらともいえない」と明言を避けましたが、すでに予定より遅れている開発計画が、さらに遅れる可能性があります。
アメリカは、2011年に引退したスペースシャトルに代わる新たな宇宙船の開発をボーイングと宇宙開発ベンチャー、「スペースX」の2社とそれぞれ、進めていて、このうち、「スペースX」の宇宙船は無人での飛行試験に成功し、来年にも有人での飛行試験を行う見通しです。
2019-12-20 21:22:13Z
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