東京都青梅市の無職小川和男さん(67)が自宅で殺害された事件で、室内に財布や現金が残っていたことが28日、警視庁青梅署捜査本部への取材で分かった。逮捕された男らが金品を取る間もなく逃げた可能性があるとみて捜査本部が調べている。

捜査本部は同日、強盗殺人などの疑いで韓一仁(31=韓国籍)、野村俊希(25)の両容疑者を送検した。住宅の台所などで現金や財布などが見つかった。敷地内の隣接する建物には当初、複数の札束が入ったジュラルミンケースが残されていたとされたが、実際は現金は10万円ほどでほとんどはただの紙だった。